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2024年1月12日

理解すれば乗り越えられる!魔の2歳児のイヤイヤ期攻略法

かわいかった赤ちゃん時期が過ぎると、歩いたり走ったり、行動範囲が広くなるにつれ、自分の意思もしっかりと出てきます。そんなころに親御さんとしての難関、2歳前後(それ以降のこともある)から始まる「イヤイヤ期」がやってきます。

 

初めての子育て、イヤイヤ期について耳にしていたけれど、実際始まるととっても大変!

 

そんなイヤイヤ期の乗り越え方を、年間1.2万人が受講する、1歳から高校生までのキッズダンス専門

Ti-ccha(ちっちゃ) KID’S DANCE SCHOOL 校長であり、チャイルドコーチングアドバイザーTi-cchaより、ご紹介させていただきます。

 

▼目次▼

 

イヤイヤ」にも種類がある

 

イヤイヤ期とは、自我が芽生えた子どもが、親御さんの声かけなどに対して「イヤ」と返すことから、こう呼ばれているものです。

 

私は、多くの子どもたちと過ごす中で、このイヤイヤ期こそ「素晴らしい成長の時期だ」と感じてきました。

 

それは「自分の意思を持つ」という、成長段階で大切な時間だからです。

 

そんなイヤイヤ期にどんな種類があるか、まずはご紹介しますね。

 

「言葉の未熟さが原因のイヤイヤ」

 

伝えたいことがあるのにうまく伝わらない。それがもどかしくて、全て「イヤ!」という言葉で表現しているケースです。

 

例えば、

「おもちゃ片づけようね。」「イヤ!」

「もう寝ようね。」「イヤ!」

「そろそろお出かけるすよ。」「イヤ!」

「くつを履いてね。」「イヤ!」

 

親御さんにとっては、これまですんなりできていたことが、全て「イヤ!」で返されるので、途方にくれてしまいますよね。

 

この時の「イヤ!」という言葉の意味は、「もっと遊びたい」「ちがうことをしたい」でも、それを言葉で説明することが難しいので、全て「イヤ!」と返答しているのです。

 

「疲れ・空腹・眠気が原因のイヤイヤ」

 

普段はそれほど手がかからないのに、夕方にイヤイヤが強くなるタイプのお子さんは、このケースかもしれません。

 

まだ体力が十分ではないため、体の調子によっていつもできていることができず、はがゆい気持ちが、イヤイヤ行動に表れるのです。

 

「感情をコントロールできないのが原因のイヤイヤ」

 

これは、非常に意思が強いお子さんに多い気がします。

 

子どもは、その瞬間の自分の感情と共に生きています。

 

しかし大人は、その先のスケジュールも考えながら生活しています。

 

例えば、公園で

 

お子さん「まだ遊びたい!」

パパママ「もう帰りましょう。」

 

帰らないといけない時間だとしても、お子さんは、「楽しい」という感情が終わるのは悲しいので、それを「イヤ!」と表現しているケースです。

 

 

原因別・イヤイヤ期の対処法

 

「言葉の未熟さが原因のイヤイヤ」

 

言葉が未熟な子には、生活の中での欲求を、ジェスチャーで教えておくと、イヤイヤの回数を減らすことができます。

ベビーサインもその方法の一つですが、親子で伝わるものであれば、オリジナルのものでもいいと思いますよ。

 

例えば「お茶」「ねんね」「だっこ」「ごはん」など、お子さんと頻繁にやりとりが発生する欲求が、

 

伝える→伝わる

 

という経験だけでも、お子さんが「イヤイヤ」する原因を減らすことができるのです。

 

我が家では、長男と三男が、言葉の発達がゆっくりなタイプでした。

長男は、伝わらないもどかしさで、イヤイヤが非常に強い子でした。

 

そこで、三男の時には「お茶」というジェスチャーを、家族で共有しました。

 

その方法は、【ほっぺをつんつんするジェスチャー】に決めて、三男に「お茶飲む?」と声をかける時に、家族もほっぺをつんつんしてお茶を渡すようにしました。

 

すると「えっ、こんなにお茶を飲みたい時が多かったの?」とびっくりするくらい、三男はお茶のジェスチャーをするようになりました。

 

お子さんが生活する上で「伝わらないストレス」は相当なものだと理解してあげることが、とても大切です。言葉の発達がゆっくりでも、

 

伝える→受け入れてもらえる

 

という経験を増やすことは、お子さんの心の安定にもつながります。

 

また話したいという気持ちを育み、言葉の成長につながることが期待できます。

 

「疲れ・空腹・眠気が原因のイヤイヤ」

 

朝から活動していると、大人でも夕方には1日の疲れが出てきますよね…

 

子どもたちは、日々好奇心旺盛に生活していますから、自分で「これ以上は疲れるから、今は少しゆっくりしよう」なんて、行動や感情をセーブすることが難しいのです。

 

しかし、体力は日々ついていきますから、夕方以降も、イヤイヤ言っている時代はいつか必ず終わります。

 

それでも、今すぐ対処法が知りたい!という場合、まずは、夜の睡眠時間の確保を最優先にしてみましょう。

 

疲れてしまう原因は、体力にも関係しますが、「睡眠がしっかり取れているか」ということも非常に大切なんです。

 

夜しっかり眠れていない→朝:グズグズ→昼:楽しめない→夕方:グズグズ→夜:グズグズ

 

負のスパイラルに巻き込まれてしまうんです。

 

夜しっかり眠れた→朝:ごきげん→昼:楽しい→夕方:よく食べる→夜:ぐっすり

このようなパターンになるように、まずはご家族の生活を見直してみてくださいね。

 

そして次に、夕方のグズグズな時間への対応を考えます。

 

グズグズしている時間での、買い物や夕飯づくりは、通常の何倍もの労力になってしまいますね。

 

できるだけ、家事で夕方にしていることを、他の時間に振り分けられないか考えてみます。

 

さらに、ルーティン化の検討も必要です。

 

疲れている時に「ご飯まだ?」「お風呂、今入らないといけないの?」

など、毎日の行動パターンが違うと、お子さんは疲れている体で対応しなければなりませんね。

 

それができるほど元気でないと、全て「イヤ!」という感情で返してしまうのです。

 

毎日のルーティンが決まっていると、お子さんも次の行動の予測ができます。

 

「ご飯を食べてからお風呂。お風呂の後は絵本を1冊読んで寝る。」など、お子さん自身にルーティンが染み込んでいると、イヤイヤの発生を減らしてあげることができます。

 

しかし、それでも「ご飯イヤ!」「お風呂イヤ!」と言う時もあります。

 

そんな時は、臨機応変に対応してあげることも、お子さんは「気持ちが伝わった」と家族への安心感や居心地のよさを感じるかもしれません。

 

「感情をコントロールできないのが原因のイヤイヤ」

 

このパターンのお子さんをお持ちの方は、日々お疲れの中、このコラムに出会ってくださったかもしれません。

 

まず言わせてください!

「おめでとうございます! お子さんの将来を楽しみにしていてください!」

 

私が校長を努めるキッズダンススクールは、1歳から高校生まで、長いお子さんは10年以上の歳月、成長を見守らせていただいています。

 

イヤイヤ期がまだ始まっていない時期に出会い、イヤイヤ期を乗り越え、小学生になり、その後は、反抗期を迎えるまでのおつき合いをさせていただいたお子さんもたくさんいます。

 

「感情をうまくコントロールできない」というのは、それだけ感情が強く出て、自分では調整することが難しい状態なんです。

 

つまり、とても意思が強いということです。

 

この意思の強さを、良い方向に導いてあげることで、将来の可能性がぐんと広がります!

 

イヤイヤ期は大変ですが、ぜひ、次にご紹介する5つの対処法の中から合うものを見つけていただき、お子さんの長所を伸ばしてあげてください。

 

①気分を変えてみる

 

当校にも「ダンスイヤ〜帰る〜!」と叫びながら来てくれるお子さんもいます(笑)

お疲れモードなのかもしれませんね。

 

そんな子たち向けに「おもしろそう」と思える仕掛けをいくつかスクールに仕込んでいます。

 

まずは入り口に、本物そっくりのてんとう虫の飾りをつけています。

 

先生「あれ? これなあに? 本物? おもちゃ?」

 

お子さん「……。」(泣き止む。興味がわく。)

 

先生「触ってみる?」

 

お子さん「うん。」

 

こんなふうに、違うものに興味を持たせることで、「イヤ」という感情を振り払うことができます。

 

その時には「イヤ〜!」と昂っていた感情は、いったん落ち着いています。

 

そして、そのまま自然とダンスを始める子も多いです。

 

他にはこんな方法もあります。

 

「イヤ!」とお母さんから離れずしがみついている時は、

「電車で行く? 車で行く?」と、スタジオ内への移動方法を、大好きな乗り物で聞いてみます。

 

「電車!」と答えると、運転手さんか車掌さんか、どっちをしたいか聞いているうちに、「イヤ!」という感情から離れていきます。

 

他にも、

「ここを通過した人は、プリンセスです! ようこそプリンセス♪」とお声がけすると、魔法にかかったように、スタジオに入っていくお子さんも多いです。

 

お子さんは、瞬時に感情を切り替えるのが難しいので、大人の方から違う方向に関心を向けるよう誘導してあげると、嘘のように「イヤ!」が消えてしまうケースもありますよ。

 

②いったん考える時間を与える

 

①をご覧になって、「無理無理! うちの子はそんなふうには感情を切り替えられない!」と感じられた方は、こちらを試してみてください。

 

親御さんが伝えたことに、頑固に「イヤ!」と主張している時、まずは、なぜそうしないといけないかを、シンプルに説明します。

 

「お風呂に入りましょう。」

 

「イヤ!」

 

「今日はお外でたくさん遊んだから、体が汚れたでしょ。お風呂でしっかり洗わないと、バイキンと一緒にねんねするの?」

 

NGケースでは、お風呂に入るまで説明をして、言うことを聞かせようとしてしまうのですが、①の感情の転換技が効かないお子さんの場合は、考える時間を与えることで気持ちの整理ができる場合があります。

 

「◯◯しましょう。」

「イヤ!」

「なぜしないといけないかと言ったらね……。」

 

このように伝えたあとは、1人にしてあげて、言われたことを静かに考え、理解する時間を与えてあげてくださいね。

 

「静かに」というところがポイントで、言葉を伝え続けている間は、気持ちの整理ができないタイプのお子さんなので、「イヤ!」と言い続けてしまいます。

いったん離れて考える時間をあげてください。

 

注意したいのは、必ず言うことを聞かせたいからと、言うことを聞かないと「鬼がくるよ!」などと、恐怖を与えること。

これは絶対にやめてください。

 

それよりも、自分の気持ちの整理ができた瞬間を見逃さずに、「イヤだと思っていたのに、ちゃんとできたね!」とたくさんほめてあげてくださいね。

 

③2択か3択で選ばせる

 

 

先ほどのお風呂の場面で、こんな方法もあります。

 

お風呂に入るのがイヤなお子さんに、

「体を先に洗う? 頭から?」

「入浴剤はどっち入れたい?」

など、「お風呂に入らない」選択肢を省きつつ、お風呂での過ごし方を自分で選ばせる方法です。

 

お風呂に入るのは「イヤ」でも、自分で選んだ過ごし方を受け入れてくれるのであれば、と楽しい気分になって、気づいたら入浴していたということもあります。

 

 

毎日そのやり取りをして、効果が薄れてきてしまったという場合は、お風呂用のおもちゃを数パターン用意しておくという方法もあります。お風呂に入るたびに選ぶ楽しみがあり、その楽しみのためにお風呂に入るのが苦にならなくなるのです。

 

④擬人化する

 

子どもは素晴らしい想像力を持っています。

日常生活で「イヤ!」という感情でいっぱいになっている場合は、あらゆるものを擬人化して、楽しい世界に誘うのです。

 

例えば、「ご飯イヤ!」と食べない時は、大好きなキャラクターがスプーンを持って食べさせてくれるかのように演出します。

 

靴をはいてくれない時は、靴自体を擬人化してしまいます。

靴が喋っているように「◯◯ちゃん、今日は私たちとどこに行きましょうか?」という感じです。

 

イヤイヤ期の渦中にいるお子さんでも、「それ、楽しそう!」という瞬間があると、好奇心のほうが上回るのです。

 

⑤「がまんの練習をしよう」と伝える

 

お風呂・登園など、やらなくてはいけないことを「イヤ!」という場合と、もうおしまいにしなくてはいけない時や、してはいけないとわかっている時に「イヤ」という場合があります。

 

後者の「イヤだ!」という感情は、練習でがまんできるように導いてあげるとよいでしょう。

 

例えばスーパーでの場面。

 

「今日はお菓子1つだけね。」と約束して行ったのに、他にもほしいものが出てきて、「あれも買って〜買ってくれないとイヤだ〜!」

 

根負けして、「そんなに泣くのであれば、今日だけね」と、買ってしまうと、お子さんは、「泣いたら買ってもらえる」と学習してしまいます。

 

例えば公園での場面。

 

「帰りますよ」と伝えても、「まだ遊びたい〜帰るのイヤだ!」

 

あまりにも泣くので、「じゃ、あと5分だけね。」

すると、5分が10分になり、15分になり…。

また次の日も、時間を守れない。予定通りに日々を過ごせない。そんな可能性も出てきてしまいます。

 

このような場合は、その行動の前にきっちりとお約束をしておくことが大切です。

 

スーパーにいく前に、

「お菓子は1つだけね。他にほしいお菓子があっても、今日は1つだけね。」

 

公園にいく前に、

「時計の針が、◯の数字になったら公園遊びは終わりで帰ります。」

 

この決め事を守れるように、お子さんとしっかり約束をしてくださいね。

 

親御さんが一方的に決めるのではなく、お子さんもちゃんと理解して約束できるかどうかが重要です。

その土台があった上で、次の行動を取ります。

 

「ちゃんと約束したよね。だから買いません(帰ります)。」

 

親御さんは、泣いているお子さんに根負けして行動を変えてしまうのではなく、約束した通り行動に移してみてください。

 

もちろん「イヤだ〜」と、お子さんは泣きます。

 

そんな時は、こんなふうに声かけをします。

 

「もっと遊びたかったね。楽しかったね。」(気持ちに寄り添う)

「でも今日は、ご飯とお風呂の時間になったから帰りましょう。がまんの練習だよ。できるかな?」

 

きっと泣きながら、「できない」と言うと思います(笑)。

 

そんな時は、「難しいね。でも、◯◯ちゃん(くん)は、何歳になったかな? 大きくなってきたね。やりたいと思ったことを、今はしない【がまん】もできるようになっていこうね。」

 

こんなふうにお話ししてあげてくださいね。

 

そして、行動に移せた時には、心からほめてあげてください

 

さらにポイントは、がまんしたからこそ叶ったことを伝えて、成功体験として教えてください。

 

例えば、

「公園遊びをがまんして帰って来れたから、夕ご飯ゆっくり食べて、早く眠れるね」という感じです。

 

 

2人目妊娠中のイヤイヤ期

 

2歳差・3歳差での妊娠の場合、おなかにお子さんがいらっしゃる時に、上のお子さんのイヤイヤ期の対応をしないといけないこともあると思います。

 

その時、赤ちゃん返りも一緒に起きているかもしれません。

 

イヤイヤ期なのか?

赤ちゃん返りなのか?

 

 

見極めが難しいこともあると思います。

 

そんな時は、「がまんの練習」はお休みして、お子さんの気持ちを優先してあげてもいいと思います。

 

お子さんはイヤイヤ期で、自分の感情とのつき合い方も練習中な上に、赤ちゃん返りで、大切なお母さんの体の変化に気づいている状態です。

 

それは、お子さんにとっては、とても不安な日々ではないでしょうか。

 

そんなお子さんに対して、「お兄ちゃんになるのに」「お姉ちゃんになるのに」「こんなワガママで大丈夫?」と、大人の理想を重ねなくていいのです。

 

イヤイヤ期も赤ちゃん返りも、ワガママではないのです。

感情が発達する過程です。

 

妊娠中のイヤイヤ期&赤ちゃん返りへの対応は、本当に大変だと思います。

私も、あまりの大変さに切迫早産を経験しました。

 

まずは何より、元気なお子さんのご出産を最優先に、あまりいろいろ抱えすぎずにお過ごしくださいね。

 

 

これはNG!のイヤイヤ期対処法

 

さまざまな対処法をお伝えしてきた中で、これはNGという方法を最後にご紹介したいと思います。

 

①「ごめんね」とあやまる

 

子育て中の親子の日常を見守っていると、親御さんがされた行動に、お子さんが「イヤだ」と答えた時、「ごめんね。」と返されている方を拝見することがあります。

 

例えば、お菓子を渡す時。

パパママ「はいどうぞ。」

お子さん「イヤだ!」

パパママ「ごめんね。イヤだったね。じゃあこれは?」

 

例えば、イベントに参加したが、イヤだと泣いて帰ってきた時。

パパママ「イヤだったか〜(参加させて)ごめんね。」

 

共に、このようなことが続くと、「自分の気持ちが中心」な子に育ってしまう心配があります。

 

そもそも、親御さんの行動はいやがらせをしたのではなく、お子さんを想っての行動だったと思います。

 

なにげなく「ごめんね」とあいづちのように使ってしまっている方は、その言葉の意味を改めて考えていただくといいかもしれません。

「ごめんね」とあやまるのではなく、「これはイヤだったんだ」と、お子さんの気持ちを教えてくれてよかった!というスタンスに転換してみてくださいね。

 

②代わりのものを与える

 

例えば、公園で帰りたがらない時。

 

 

「帰りにスーパーに寄って、お菓子を買ってあげる。」

これが日々のルーティンで、毎日お菓子を購入されているのであれば問題ありません。

 

しかし、あまりにも帰りたがらないから、言うことを聞かせるために、その都度「他の楽しいものを提供する」という状態はあまりよくないです。

 

なぜなら、お子さんは「イヤだ」という感情をおさめるために、他のうれしい感情がないと、気持ちの整理がつかなくなってしまうからです。

 

イヤイヤ発動中、気持ちをおさめたり転換させるのは、とても労力のいることです。

 

しかし、何かものを与えるというよりも、楽しみを提案する方法で、気分を変えてあげられるといいですね。

 

「帰ったら、今日の夕ご飯は◯◯が好きな(メニュー)だよ〜。」

「夕ご飯もお風呂もテキパキできたら、今日は寝る前に絵本1冊多く読もうか。」

 

など、日常の楽しみを伝えて、「今この時」だけを見ているお子さんに対して、大人の視点から楽しい提案ができたら素敵だと思います。

 

 

最後に……「イヤ!」に隠された意味

 

お子さんにとって、親御さんは一番大切な人であり、一番お子さん自身を理解している人です。

 

お子さんが、大切な親御さんに自分の気持ちを一生懸命伝えているのが、「イヤイヤ期」なのです。

 

ただ、それが毎日となると、親御さんも「疲れた」「またイヤイヤ面倒くさい」という感情が出てしまうのは、人間ですから当然だと思います。

 

しかし、イヤイヤ期は、お子さんの成長過程の一つ。

 

「イヤ!」に隠された言葉の意味も知っておくと、子育てが変わりますよ。

 

 

「疲れたよ~。」

「しんどいよ~。」

「眠いよ~。」

「抱きしめてよ~。」

「大好きだよ~。」

 

いかがですか?

 

最後の「大好きだよ~。」

意外に思いませんでしたか?

 

イヤイヤ期のお子さんを目の前にした時、親御さんはどんな顔になりますか?

 

その顔を見たお子さんは、最初は単純に疲れて始まったグズグズであっても、

 

「ママ大好きだよ。どうしてそんな怖い顔をしているの? イヤだよ〜。」

という感情に変わっている場合もあります。

 

イヤイヤ期は、本当に大変な時期。

 

親として未熟だと、責められている気持ちになるかもしれません。

 

「この子にとって私は親なのに、どうしてわかってあげられないの? 私が未熟なの?」

そんなふうに、親御さんもつらい気持ちでイヤイヤ期を過ごしているかもしれません。

 

それでも、世界中で、お子さんにとって、パパママはかけがえのない存在です。

 

泣いているお子さんは、パパママが未熟だからではなく、大好きだから、自分の気持ちを受け入れてほしくて、ありったけの力で泣いています。

 

ぜひぜひ、ここでお伝えした方法で、少しでも笑顔の時間を増やしてくださいね。

 

 

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